『きらきら星変奏曲』は、モーツァルト作曲の変奏曲。演奏会用ではなく、弟子に与えるために書かれたとされている。作曲年数は1778年とも1781-82年とも言われていますが定かではない。
日本では「きらきら星変奏曲」として広く知られているが、正式な曲名は「フランスの歌"ああ、お母さん聞いて"による12の変奏曲」。主題の「フランスの歌」は、若い娘が自分の好きな人の事を母に打ち明けようとする恋の歌で、1770年頃のパリでかなり流行していた曲とのこと。
「フランスの歌"ああ、お母さん聞いて"による12の変奏曲」の8番目の曲は、日本の童謡「赤い靴」のメロディーによく似ている。
「赤い靴」の作詞者は、「汽車ポッポ」、「十五夜お月さん」、「七つの子」などで有名な野口雨情。作曲者は、雨情との名コンビでこれらの曲を作曲した本居長世(もとおり ながよ)。
本居長世(もとおり ながよ)は、1885(明治18)年、東京の下谷区御徒町に生まれた。1908年には東京音楽学校を全学部筆頭の成績で卒業。1920(大正9)年に新日本音楽大演奏会で発表した「十五夜お月さん」が大きな反響を呼び、人気童謡作家として知られるようになった。終戦直後に肺炎で亡くなるまで、オペラ、合唱曲をふくめ約780の作品を残した(1945年10月14日没)。
ちなみに、「赤い靴」の歌詞に登場する女の子は、「岩崎きみ」という実在の女の子がモデルとされている。一方、「異人さん」も、アメリカ人宣教師のチャールス・ヒュエット夫妻という実在の人物のようだ。
「岩崎きみ」ちゃんの生まれは明治35年7月15日。場所は静岡県不二見村(現静岡市清水宮加三)。家庭の事情で、三歳の時にヒュエット夫妻に養女に出された。
ヒュエット夫妻が任務を終えてアメリカに帰国しようとしたとき、きみちゃんは不幸にも当時不治の病といわれた結核に冒されてしまった。そして東京のメソジスト系教会の孤児院に預けられ、明治44年9月15日の夜、はかない9年の生涯を閉じたといわれている。
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| モーツァルト:「きらきら星」変奏曲 |
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