弦楽のためのアダージョ
Adagio for Strings
サミュエル・バーバー(Samuel Barber/1910-1981)

映画やドラマでもよく使用されるバーバーのアダージョ ~深い悲しみのシーンで~

アダージョ100%

 『弦楽のためのアダージョ』は、アメリカの作曲家サミュエル・バーバーによる1938年初演の楽曲。作曲者の名前をとって「バーバーのアダージョ」または「バーバーのアダージオ」とも呼ばれる。

サミュエル・バーバーとは?

 サミュエル・バーバー(Samuel Barber/1910-1981)は、ペンシルヴァニア州ウェスト・チェスター出身。フィラデルフィアのカーティス音楽学校で作曲・ピアノのほか、フリッツ・ライナーに指揮を学び、最優等を得て卒業。

 その後1935年に、ローマのアメリカ学士院より奨学金を得て、翌年よりイタリア留学を果たす。同地で『弦楽四重奏曲 第1番 ロ短調』を作曲。この第2楽章が後に弦楽合奏用に編曲され、『弦楽のためのアダージョ』として広く親しまれるに至った。

映画『プラトーン』、『エレファントマン』でも使用

 1986年公開のアメリカ映画『プラトーン(Platoon)』、1980年『エレファント・マン(The Elephant Man)』など、いくつかの映画のBGMとして使用された他、アメリカのテレビドラマ『ER緊急救命室第Xシリーズ』、韓国ドラマ『冬のソナタ』、ジョン・F・ケネディの葬儀など、様々なメディアや式典等で頻繁に演奏されている。

アダージョ関連の有名な曲は?

 ちなみに、「アダージョ(Adagio)」とは、速度記号の一つで「ゆるやかに(演奏せよ)」の意。アダージョの有名な曲としては、1986年に大ヒットしたフレンチポップスT'en Va Pas(哀しみのアダージョ/悲しみのアダージョ)』、18世紀イタリアの作曲家アルビノーニによる『アルビノーニのアダージョ』などがある。

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