北風小僧の寒太郎 NHKみんなのうた

今年も町までやってきた 冬でござんす ヒュルルルルルルン

『北風小僧の寒太郎』(きたかぜこぞうのかんたろう)は、1974年12月にNHK「みんなのうた」で放送された子供向けの歌。作詞:井出隆夫、作曲:福田和禾子、歌:堺正章。

当時、テレビドラマ「木枯し紋次郎」(こがらしもんじろう)がヒットしており、三度笠に外套(マント)を羽織った「木枯し紋次郎」のスタイルが、『北風小僧の寒太郎』のキャラクターデザインに色濃く反映されている。

歌詞の「冬でござんす」「寒うござんす」「雪でござんす」のような「ござんす」口調も、「木枯し紋次郎」の名台詞「あっしには関わりのねぇことでござんす」から影響を受けているものと思われる。

【試聴】北風小僧の寒太郎

長野県・松原湖の風景をイメージ

『北風小僧の寒太郎』の作詞に際しては、作詞者の井出隆夫が幼少時代を過ごした長野県の松原湖における冬の風景がイメージされているという。下写真は松原湖を構成する猪名湖(出典:Wikipedia)。

2012年10月には、松原湖(猪名湖)の水辺公園に『北風小僧の寒太郎』の歌碑が建立された。近くには高さ約3メートルのスピーカーが設置され、歌碑の前を通ると赤外線センサーが反応し、『北風小僧の寒太郎』の音源がフルコーラスで流される。

アニメーターの故郷・新潟県湯沢町の風景

NHK「みんなのうた」での放送開始当初は、現在のようなフルアニメーションではなく、東京都の実写風景を背景として、キャラクターの寒太郎をアニメで合成していた。

フルアニメ版では、アニメーションを担当した月岡貞夫の生まれ故郷である新潟県南魚沼郡湯沢町(ゆざわまち)の風景が用いられている。

わらべうた『おおさむこさむ』との関係は?

日本のわらべうたに『おおさむこさむ(大寒小寒)』という曲があり、その内容も『北風小僧の寒太郎』の世界観と近いところがある。

両曲の関係は定かではないが、おそらくは『北風小僧の寒太郎』の誕生に少なからず影響を与えているものと思われる。

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