ジュ・トゥ・ヴ(お前が欲しい)
Je te veux
エリック・サティ(Erik Satie/1866-1925)

モンマルトルの「シャ・ノワール」とエリック・サティの関係とは?

カミーユ・ピサロ 『モンマルトル大通り』 出典:Wikipedia

 『ジュ・トゥ・ヴ(Je te veux)』は、フランスの作曲家エリック・サティが1900年に作曲したシャンソン。

 オリジナルは歌曲で、“スロー・ワルツの女王”と呼ばれた人気シャンソン歌手、ポーレット・ダルディの為に書かれた。現在はピアノソロでの演奏が一般的。

フランスの作曲家エリック・サティとは?

 エリック・サティ(Erik Satie/1866-1925)は、「音楽界の異端児」、「音楽界の変わり者」などと称され、西洋音楽の伝統に大きな扉を開いた革新者とみなされている。

 ドビュッシーやラヴェルらにも大きな影響を与え、西洋音楽史の観点からも重要な人物とされている。

 パリ音楽院在学中にピアノ小品『オジーヴ』、『ジムノペディ Gymnopédies』、『グノシエンヌ』などを発表。カフェ・コンセールシャ・ノワール(黒猫)』に集う芸術家の1人となり、コクトーやピカソとも交流があったという。

芸術家が集まったモンマルトル 「シャ・ノワール」・「ムーラン・ルージュ」の生まれた街

「ル・シャ・ノワール」の広告ポスター 出典:Wikipedia

 『シャ・ノワール(黒猫)』は、パリのモンマルトルで1881年に開店した音楽喫茶で、キャバレーの一種。

 モンマルトルでは、パリの税金や規制が適用されず、また長年丘の上の修道女たちがワインを作っていたこともあり、当時から数多くの飲み屋が軒を連ねていた。

 モンマルトルで最も有名なキャバレーといえば、フランス語で「赤い風車」を意味する高級キャバレー「ムーラン・ルージュ (Moulin Rouge)」がある。実際に屋根の上に赤い風車が取り付けられており、歌やダンス、フレンチ・カンカン、大道芸を組み合わせたショーが好評を博した。

 当時モンマルトルはまだ農村風景が残っており、物価も安かったことから、カミーユ・ピサロパブロ・ピカソゴッホルノワールジャン・コクトーアンリ・マティスなどの有名な画家が数多く集まり、活発な芸術活動の拠点となっていた。

 エリック・サティモンマルトルの『シャ・ノワール(黒猫)』でピアニストとして働いていた時期があり、『ジュ・トゥ・ヴ(Je te veux)』もこの頃に作曲された歌曲の一つだ。

トップ > クラシック > ジュ・トゥ・ヴ(お前が欲しい)

3つのジムノペディ~サティ・ピアノ作品集

ユニバーサル ミュージック クラシック

ジムノペディ~サティ/ピアノ作品集

ワーナーミュージック・ジャパン

トップ > クラシック > ジュ・トゥ・ヴ(お前が欲しい)
 
copyright (c) 1998-2008 WORLDFOLKSONG All rights reserved.