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| パリのシャン・ド・マルス/出典:Wikipedia |
『練習曲(エチュード) 作品10 第5番』は、フレデリック・ショパンによる『12の練習曲』の第5番目の曲。
変ト長調で作曲されたこの曲は、右手による主旋律の全てが(第66小節の2拍目のヘ音を除いて)黒鍵によって演奏されることから、『黒鍵』との通称がつけられている。
『黒鍵』の通称は後年になって付けられたものだが、ショパン自身もこのことは意識して作曲しているという。
1833年に出版された『12の練習曲(Op.10)』は、1829年から1832年にかけて作曲され、フランツ・リストに捧げられた作品。中でも『第3番 別れの曲』、『第12番革命』が特に有名。
フランツ・リスト(Franz Liszt/1811-1886)は、超絶的な技巧を持つ当時最高のピアニストで、「ピアノの魔術師」と呼ばれた。演奏技術と初見に関しては比類なき能力を誇っており、どんな曲でも初見で弾きこなしたと言われ、いまだに彼を超えるピアニストは現れていないとすら言われている。
ただし、ショパンの『練習曲 作品10』だけは初見で弾きこなせなかった。その影響で、リストはパリから突如姿を消してしまう。数週間後に現れたリストは見事に全曲を弾きこなし、ショパンを驚嘆させたという。このことから、ショパンはリストに『練習曲 作品10』を捧げたとされている。
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