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| アッピア街道(出典:Wikipedia) |
『アッピア街道の松』は、イタリアの作曲家レスピーギにより1924年に初演された交響詩『ローマの松』の第4楽章(第4部)。
『ローマの松』は、その前後に作曲した『ローマの噴水』、『ローマの祭』と合わせて、共に「ローマ三部作」と呼ばれる。
レスピーギ(Ottorino Respighi/1879- 1936)は、イタリアのボローニャ生まれの作曲家。代表作「ローマ三部作」の他、美しく叙情的なメロディの『シチリアーナ』が世界的に有名。
【関連ページ】 レスピーギ『シチリアーナ』へ
『ローマの松』第4楽章『アッピア街道の松』で描かれるのは、アッピア街道の霧深い夜明け。不思議な風景を見まもっている離れた松。
古代ローマ軍の休みない足音のリズムが響き、詩人は過去の栄光の幻想的な姿を浮べる。
トランペットが鳴りわたり、新しく昇る太陽の輝きの中で、ローマ執政官の軍隊がサクラ街道を前進し、カピトレ丘へ勝ち誇って登ってゆく
ピアニッシモから「軍隊の行進」に伴い徐々に音強を増し、フォルティッシモに至る。舞台上の管弦楽に加え、舞台裏の金管楽器のファンファーレが加わり、勇壮に全曲を閉じる。
レスピーギは、1926年1月15日に自らフィラデルフィア管弦楽団を指揮してこの曲を演奏するにあたり、プログラムに次のように書いている。
「『ローマの松』では、私は、記憶と幻想を呼び起こすために出発点として自然を用いた。極めて特徴をおびてローマの風景を支配している何世紀にもわたる樹木は、ローマの生活での主要な事件の証人となっている。」
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