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| ポルナレフ・ベスト ミッシェル・ポルナレフ (アーティスト) |
「シェリーに口づけ(Tout tout pour ma chérie)」は、フランスの歌手ミッシェル・ポルナレフ(Michel Polnareff/1944-)が1969年にリリースした曲。
フランス人の感性とアメリカンロックが見事に融合した数々の個性的なサウンドは、今日までその大きなサングラスと奇抜な衣装と共に伝説的な扱いを受けているが、これまでの道のりは決して平坦なものではなかったようだ。
彼の母親はダンサーで、父親はエディット・ピアフ(Édith Piaf.)と共に活動していた音楽家だった。5才の時からピアノを習い始め、パリ音楽院で優秀なピアノの成績を残していた傍ら、アメリカンロックへの憧れからギターを弾くようになっていた。
音楽院を卒業し、兵役を終えたミッシェルは、しばらく保険の外交員等を勤めた後、家を出て、パリ市内モンマルトルの丘の頂にそびえる大聖堂サクレ・クール寺院 (Basilique du Sacré-Cœur) の階段でストリート・ミュージシャンとしてギターを弾き始め、ロックでのデビューを目指して各地で独自の音楽活動を続けていった(写真:サクレ・クール寺院/出典:Wikipedia)。
21歳の1965年、彼はパリである音楽賞を獲得すると、それをきっかけにレコード会社から声がかかり、翌年にリリースされた彼の最初のシングル「ノンノン人形(La Poupée qui Fait Non)」は、その新しい音楽スタイルと彼自身の奇抜な格好が幸いしてヨーロッパ中で大ヒットとなった。
彼の奇抜な感性とスタイルは時にわざわいした。シングル「君との愛のすべて(L'Amour avec Toi)」では、当時としては露骨な性表現と青少年の教育に相応しくない衣装が原因で、夜10時以前の放送が禁止された他、一部で発売禁止の扱いを受けた。
しかしそれが逆に当時の若者達の心をつかみ、彼の人気を更に高めていくこととなった。1967・1968年にリリースしたシングルは次々に大ヒットとなり、ついに1969年、日本で今日まで長い間ヒットを続けるシングル「シェリーに口づけ」が発売されることとなった。
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