ショパン『ワルツ第7番』浅田真央 エキシビション使用曲

ショパン:ワルツ集 ルービンシュタイン演奏

ピアノの詩人フレデリック・ショパンがピアノ独奏のために作曲した『ワルツ第7番嬰ハ短調』作品64-2。

主題にマズルカが採用されるなど、ショパン作曲技術の集大成といえるこの作品が、女子フィギュアスケート浅田真央(あさだ・まお)選手の2011-2012シーズンにおけるエキシビション(EX)に使用された。

ショパンのワルツと言えば、「華麗なる大円舞曲」「小犬のワルツ」のように優雅で華やかな作品が想起されるが、この『ワルツ第7番』は抒情的で憂いを帯びた曲調となっている。

冒頭は6度の和声で左手がワルツ、右手がマズルカを奏でる。マズルカ(mazurek)とは、4分の3拍子を基本とする特徴的なリズムを持つ音楽形式。第1拍は付点リズムが多く、第2もしくは第3拍にアクセントが置かれる。

ショパンのマズルカは、ポーランド周辺各地方の民俗舞踊(マズル、オベレク、クヤヴィヤク)に基づいて作曲され、付点リズム・強調拍・三連符という元来の特徴をもちながら、転調や和声進行など当時としては斬新な技法が認められる。

なお、その他のショパンの有名な作品については、こちらのサイトの特集「ショパンの有名な曲 解説と視聴」を参照されたい。

【試聴】ショパン『ワルツ第7番嬰ハ短調』作品64-2