Llorando se fue 泣きながら

ロス・カルカス(Los Kjarkas)/ランバダの原曲

アンデスのフォルクローレ コンドルは飛んで行く

『Llorando se fue(泣きながら)』は、ボリビアのフォルクローレグループ「ロス・カルカス(Los Kjarkas)」のオリジナル曲。

「泣きながらあなたは去って行った(Llorando se fue)」の歌い出しで始まるこの曲は、自分の元を去って行ってしまった恋人を思って一人悲しみに暮れる失恋ソングだ。

盗用され、ランバダとして大ヒット!

1989年、フランスの音楽グループ「カオマ(Kaoma)」がダンスミュージックとしてこの曲を無断でカヴァー。

曲調をアップテンポにアレンジし、セクシャルなダンスを組み合わせたこの曲は、『ランバダ (Lambada)』として生まれ変わり、世界的に爆発的にヒットしたダンス音楽となった。

当初、作曲者としてロス・カルカス(Los Kjarkas)の名前は一切出てこなかったが、後にカルカス側が裁判に勝ったことで著作権料が支払われるようになったという。

ロス・カルカスってどんなグループ?

ロス・カルカス(Los Kjarkas)は、ボリビアのフォルクローレグループ。ボリビアのコチャバンバでエルモサ兄弟が中心となって1965年に結成された。

1980年代はじめ、『Bolivia』と『Wa Ya Yay』の2曲の大ヒットにより、確固たる人気を獲得した。コーラスを重視したその演奏スタイルは以降の多くのグループの音楽に影響を与えている。1984年から91年にかけて数度来日公演を行った。

【YouTube】泣きながら Llorando se fue

関連ページ

有名なフォルクローレ
『コンドルは飛んでいく』、『ウマウアケーニョ(花祭り)』など、日本でも有名なアンデスのフォルクローレ特集
有名なラテン音楽・歌謡
マンボ、タンゴ、ボサノバ、フォルクローレなど南米大陸系の有名なラテン音楽