タンホイザー序曲

リヒャルト・ワーグナー(Wilhelm Richard Wagner/1813-1883)

『タンホイザー序曲』は、リヒャルト・ワーグナーの歌劇「タンホイザーとヴァルトブルクの歌合戦」で演奏される序曲

1845年10月にドイツ・ドレスデンにある宮廷歌劇場で初演された(ドレスデン版)。そのときの指揮者はワーグナー本人。「パリ版」による初演は、1861年3月13日パリ・オペラ座。

歌劇の舞台は13世紀初頭、テューリンゲンのヴァルトブルク城。官能と快楽の世界に溺れた中世の騎士タンホイザーの波乱に満ちた人生を描く。

上挿絵は、歌劇「タンホイザー」が初演されたドレスデンのオペラ劇場。当時はザクセン王国の宮廷歌劇場であり、ワーグナーが1843年から1849年まで指揮者を務めていた。

建築家ゴットフリート・ゼンパーの設計により建設されたことから、ゼンパー・オーパー(Semper Oper)の愛称で親しまれている。

【YouTube】タンホイザー序曲 The Overture to Tannhäuser:

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