子守歌(フォーレ)Berceuse

愛人エンマ・バルダックの娘エレーヌに捧げられたピアノ連弾

『子守歌(op.56-1)』は、フォーレによるピアノ連弾のための組曲『ドリー(Dolly)』作品56の第1曲。

ドリーとは、知人の銀行家の孫エレーヌの愛称。1892年に生まれたエレーヌの1歳の誕生日祝いに書かれたという。

その後も、2歳の誕生祝いに『ミ・ア・ウ(mi-a-ou)』、3歳には『ドリーの庭(Le jardin de Dolly)』、4歳には『キティー・ヴァルス(Kitty-valse)』と、毎年のように曲が贈られ、これらが纏まって組曲を構成している。

なお、エレーヌの母親エンマ・バルダックとフォーレとの関係は、友人と言うよりも愛人関係だったらしく、実はエレーヌもフォーレの子ではないかという説も強く語られているようだ。

ドリーの母親エンマと再婚したドビュッシー

ちなみに、エレーヌの兄ラウルはドビュッシーのピアノ教室の生徒で、この関係でドビュッシーとエンマ・バルダックは親しくなり、1908年に結婚している。

エンマとドビュッシー(43歳)の間に生まれた長女クロード=エマは「シュシュ」の愛称で呼ばれ、ドビュッシーはシュシュのためにピアノ組曲『子供の領分』を作曲している。

フォーレ:子守歌(ピアノ) 10曲目に収録

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【楽譜】 ドリー組曲から「子守歌」(連弾)/フォーレ
楽譜: 6ページ
出版社: 全音楽譜出版社; 菊倍版 (1998/12/10)
言語 ドイツ語,

【試聴】子守歌 Berceuse op.56-1

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