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| ミレー「種まく人」(出典:Wikipedia) |
「種まく人」は、19世紀フランスの画家ミレーによる1850年の作品。
ほぼ同じ構図の2つの作品が存在する。岩波書店のシンボルマークとして有名。
2枚の『種まく人』のうち、1枚はボストン美術館、もう1枚は山梨県立美術館に所蔵されている。
2つの絵は細部まで酷似しているが、ボストン美術館の絵の方が人物の輪郭線がはっきりしている。
これに対し、山梨の絵は絵具が厚塗りで筆使いが荒々しく、背景の黄色が目立つのが特色。いずれの作品も優劣はつけがたい名作。
ちなみに、1850年のサロンに出品されたのがどちらの『種まく人』か議論があるが、X線調査や各種資料によれば、山梨作品がサロン出展作であると推測されているようだ。
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視覚デザイン研究所 画家自身の作品に対する言葉と、同時代の画家・作品に対する言葉、影響を受けた過去の画家・作品に対する言葉を、作品とともに紹介。先人の意外な影響、画家同志の交流、批判、ライバル意識などが垣間見える。 |