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| ギュスターヴ・クールベ(出典:Wikipedia) |
クールベ (Gustave Courbet/1819-1877) は、19世紀フランスの写実主義の画家。
クールベといえば、「レアリスム宣言」が有名だ。これは、当時のフランスにおけるロマン主義の風潮に対抗し、現実を空想によらず、ありのままに捉えようとする「写実主義」の主張である。
1855年、パリにおいて世界で2番目の万国博覧会が開催された。クールベは、この万国博覧会に大作『画家のアトリエ』と『オルナンの埋葬』を出品しようとしたが、落選してしまう。
そこでクールベは、博覧会場のすぐ近くの建物を借り、以下のような看板を立てた。
「ギュスターヴ・クールベ作品展。入場料1フラン」
当時、画家が自分の作品だけを並べた「個展」を開催する習慣はなかった。このクールベの作品展は、「世界初の個展」だとみなされている。
また、この個展の目録に記されたクールベの文章が、後に「レアリスム宣言」と呼ばれることになった。
「レアリスム宣言」において、クールベは「自分は生きた芸術をつくりたいのだ」と述べている。彼の意図は、単なる古典絵画の模倣ではなく、今の時代の風景、人々、現実を自分の感じたままに描くということであった。
21世紀の今日から見れば当然のこのような考え方も、19世紀の保守的な市民たちにとっては、驚くべき革新的なものであったのである。

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