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| ルーベンス「キリスト降架」(出典:Wikipedia) |
「キリスト降架」は、17世紀バロック時代のヨーロッパを代表する画家ルーベンスによる三連祭壇画。アントワープ大聖堂所蔵。
縦4.2メートルにも及ぶ大作で、磔刑に処されたイエスの亡骸が降ろされる場面が描かれている。
人物の力強い肉体表現は、イタリア・ルネッサンス期のミケランジェロやティントレットの影響が見られる。
左下の方で悲痛な表情で手を伸ばす女性は聖母マリア。イエスを受け止める赤い服の男は弟子のヨハネ。
三連祭壇画(トリプティック/Triptych)とは、三面鏡のように3枚で構成された祭壇画。
複数の絵画(多くは板絵)や浮き彫りで構成された祭壇画は「多翼祭壇画(たよくさいだんが)」と呼ばれ、ルネサンス期のヨーロッパで多く制作された。
「キリスト降架」を所蔵するアントワープ(アントウェルペン)大聖堂は、ベルギーの都市フランドル地方アントウェルペンにある大聖堂。
フランドル地方最大のゴシック建築で、1351年に着工し、1521年に完成した。聖母マリア大聖堂とも呼ばれる。
なお、アントワープ大聖堂には、ルーベンス「キリスト昇架」、「聖母被昇天」も展示されている。
ちなみに、アニメ「フランダースの犬」の最終回では、アントワープ大聖堂にたどり着いたネロとパトラッシュが、ルーベンスの絵画の前で静かに力尽きるシーンが描かれている。
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視覚デザイン研究所 画家自身の作品に対する言葉と、同時代の画家・作品に対する言葉、影響を受けた過去の画家・作品に対する言葉を、作品とともに紹介。先人の意外な影響、画家同志の交流、批判、ライバル意識などが垣間見える。 |